Next Child Project

「責任共有社会」の実現へ。

【実証実験報告】会話型AI「メイ」による育児負担分散の試み:Phase 1 成果と課題

1. はじめに:プロジェクトの背景と目的

現代社会において、育児に伴う「感情労働」の負担は依然として特定の養育者に一極集中しており、これが少子化加速やQOL低下の構造的要因となっています。本プロジェクト「責任共有社会」では、AIを親の代替としてではなく、家庭環境の一部として再定義し、子供の軽微な情緒的ニーズを一時的に受け止めることで、親の精神的・時間的余裕を創出する設計を提唱しています。

今回、東京通信大学のポスターセッションにおいて、会話型AI「メイ」のプロトタイプを用いた初の対人実証実験を実施しました。

2. システム構成と実証環境

実証に使用した「メイ」は、Jetson Nanoをメイン機、M5Stackをインターフェース機とする構成です。

3. 実証結果:データが示すユーザーの関心

1セッションあたりの平均継続時間は270.4秒に達しました。安全設計や倫理に関する問いは、デモ機能への問いの約4.8倍にのぼりました。

4. 現場での反省と技術的課題

会場ノイズによる意図判定の誤作動が課題となりました。しきい値の設定不足によりAIの「空回り」が発生しました。

5. 今後の展望

Phase 2では音声認識の堅牢化と声紋認証の導入を進めます。

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